地蔵菩薩立像

室生寺から伝来したという室生村中村区安産寺の地蔵菩薩像の様式は、室生寺金堂本尊に極めて良く似た漣波式の室生寺様で同じ系統の優品である。一方、室生寺金堂の地蔵像は光背に比べて像が小さく、これを安産寺の像に変えると違和感が無いことから、これが金堂の脇侍であったと考えられる。

六地蔵や宝相華などを華麗に描いたこの光背は地蔵菩薩像より大きく、本来は近在の安産寺に移された室生寺様の地蔵像の光背で、この地蔵と先の十一面観音が本尊の脇侍であった。


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